日本初上陸委員会

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ロンドンLondon

世界の絶品グルメを発掘し、
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ロンドンの市場へ出かけて、イギリスらしいロースト料理を楽しむ

2019/08/09

Roast (ロースト)

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11世紀の昔から、ロンドンの食を支えてきた、バラーマーケット。

バラーマーケットは、長い歴史の中で何度も閉鎖の憂き目にあってきましたが、1990年代の終わりに、英国の素晴らしい食材を紹介する専門のディスタネーションとして再生を果たしました。

乳製品、野菜、肉、魚介など、英国を代表するにふさわしい、多岐にわたる食を一堂に集め、また、マーケットの周りにはこだわりの食を提供するカフェやレストランもオープンし、特にランチタイムには大変賑やかです。

 

今日紹介する「ロースト」は、そんな市場の喧騒を見下ろす場所に位置しています。

 

 

このレストランでは、朝食、ランチ、アフタヌーンティー、そしてディナーと、時間に応じた英国らしい食を提供してくれます。

私が訪れたのは、忙しい金曜日のランチタイム。

ランチはセットメニューかアラカルトから選びます。

こちらはシーザーサラダ。

瑞々しいレタスの味を損なわないように、ドレッシングの量は控えめ。 パルメザンチーズと、カリッと仕上げたクルトンはたっぷり。 アンチョビの塩気と酸味が全体のバランスを整えていて、おすすめの一皿。

 

 

こちらはアラカルトメニューから選んだ、ビーツのカルパッチョ。

茹でて、薄くスライスされた色とりどりのビーツに、リンゴとビーツのピューレ、オレンジ、ディルがあしらわれています。 上から炒ったカシューナッツが散らされ、それがアクセントになっていて、軽いのに大変満足感が得られる一皿に仕上がっています。

ヴィーガンやベジタリアンが増えている最近の英国を反映して、野菜を主役にしたメニューがどのレストランでも増えているように思います。

中でもビーツは前菜に、主菜にと大活躍の野菜。 見かけたらぜひ召し上がってみてください。

 

セットメニューのメインコースは豚バラのロースト。

セージの詰め物を中心に、ぐるりと巻き込んだ豚バラはゆっくりとローストされていて、お肉はとても柔らかくてジューシーな仕上がり。 対して、外側の皮の部分はカリッとした食感です。 リンゴのピューレとマッシュポテトが付け合わせなので、お肉を一口分切り取ったらポテトとリンゴを絡めてお召し上がりください。

 

こちらはアラカルトから、ローストビーフ。

英国料理の代表であるローストビーフはお肉をオーブンに放り込むだけの単純なお料理です。 なので決め手はお肉の質。 ここローストで使われているお肉は、英国の湖水地方でのんびり牧草を食べて育てられた牛肉を、48日間じっくりと熟成させたもの。 右手に見える大きなパンのような塊は、有名なヨークシャープディングです。

ヨークシャープディングはシュークリームの皮のようなもので、ビーフをはさんで食べてもいいですし、お皿に残ったグレービーソースをふき取って食べるのにも適しています。

 

ローストポテトも英国を代表するお料理です。

下茹でしたポテトを、高温のオーブンで火を入れます。 外側がカリッと、中はホクホクに仕上がったら完璧。 ここローストでは、油にローズマリーが加えられています。

 

テキパキとしたサービスが気持ちいいスタッフ。

平日の客層はビジネスと観光客が7対3くらい。

8月はホリデーをとる人も多いので、この割合は逆転します。

ほんの10年位前まで、英国料理といえばネクタイやジャケットが必要なお店が多かったのですが、ここローストはカジュアルでも問題ありません。

それでもテーブルクロスがかかっているので安っぽくはない。

 

デザートにはチーズの盛り合わせやクランブルがイギリスらしい。

クランブルというのは、フルーツを煮たものに、バターと小麦粉を混ぜて散らしてオーブンで仕上げる英国のデザートです。 カスタードソースやアイスクリームと食べるのが一般的。 このクランブルはリンゴとチェリーが入っています。 さわやかな酸味で、甘いものが苦手でも大丈夫。

 

 

デザートを食べた後は、カフェに場所を移してコーヒーを楽しむのもおすすめです。 マーケットを歩いて腹ごなしのお散歩も。

 

最寄り駅は地下鉄ロンドンブリッジ。

ノーザンラインとジュビリーラインが走っています。

Writer

バートリーみき

バートリーみき

イギリス、ロンドン郊外のリッチモンドに住んで、20年以上がたちました。
英国のライセンス観光ガイドとして、日本からお越しのお客様に、
イギリスの美しい場所や、ロンドンの美味しいレストランをご案内する毎日です。
ロンドンはコスモポリタンな街で、世界のあらゆるものが楽しめます。
レストランのジャンルもバラエティーに富んでいます。
ブログ「パブの肴」で、観光情報やグルメ情報、また英国での生活などを紹介しています。
ロンドンにお越しの際は、どうぞご連絡くださいね。

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