日本初上陸委員会

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ニューヨークNew York City

世界の絶品グルメを発掘し、
日本のみなさんにご紹介します。

NYの食通が通う極上カジュアルイタリアンと世界一の(!?)グリーンサラダ

2019/09/05

Via Carota

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イタリア移民が多いため、イタリアンレストランも星の数ほどあるニューヨーク。

その中で1店を選ぶのはとても難しいけれど、今回はグリニッジビレッジのカジュアルイタリアン「Via Carota」をご紹介。

シェフはJody Williams とLita Sodiという二人の女性。

私生活でもカップルの彼女たちは、それぞれ「Buvette」(日本にも上陸しましたね)と「Il Sodi」という人気店を持つシェフです。

2014年のオープン以来安定した人気を持つお店でしたが、料理界のアカデミー賞とも言われる「James Beard Award」で2019ベストNYシェフに選ばれたため、このところ人気に拍車がかかっています。

また料理人やレストラン批評家など、食通の業界人から愛されるお店としても知られています。

 

気取らない、しかしながら全てにオーナーのセンスが溢れる居心地の良い空間。

 

つき出しのハーブでマリネしたオリーブ。

お味はもちろんですが、さりげない小さな器にも女性らしいセンスが感じられます。

 

お料理は、盛り付けもお皿もシンプルなので、インスタ映えはしないかもしれませんが、本当に何を頂いても美味しい。

 

ある日のランチ。

 

ツナのカルパッチョ。

パルメザンチーズとアーティチョークがたっぷりと。

オリーブオイルと塩コショウだけのシンプルな味付けが素材の良さを引き立てます。

 

‘Nduja Arancini

「’Nduja」とはイタリア・カラブリア地方名産の、唐辛子などを練りこんだやわらかいサラミのこと。「ンドゥーヤ」とか「ンドゥイヤ」とか発音されます。

これを使ったお料理がここ最近NYでとても流行っていて、ピザやパスタのソースに使われているのをよく見かけます。

これはリゾットに「’Nduja」を練りこんだアランチーニ(ライスコロッケ)。

ピリッとした辛味がいい感じです。

 

パスタもシンプルですが、何を選んでも美味しい。

 

ここ数年NYで大流行の「Cacio e Pepe」。(チーズと胡椒の意)

ローマ発祥の、文字通りペコリーノロマーノチーズと黒胡椒だけを使ったシンプルなパスタ。

ふんだんに使ったチーズのコクと黒胡椒のピリッと感がたまらなく美味しい。

 

その日は初夏のランチでしたので、季節のスペシャルの「グリーンピースと生ハムのパスタ」もオーダー。

旬のグリーンピースの食感と贅沢にあしらわれた生ハムのボリュームに感動!

 

そして別の日のディナーでオーダーした「Via Carota Svizzerina (hand-chopped grassfed steak)」

シェフのJodyによると、

「基本的にはビーフタルタルの両面を焼いたもの」

ハンバーグステーキを思いっきりシンプルにしたようなお料理。

それだけに最高の食材を使わなければならない、ということで、上質のお肉の旨みが味わえる一品。

ローストしたガーリックとローズマリーの芳香が食欲をそそります。

カリッと焼かれた表面とジューシーな中身の対比も素晴らしい。

 

そして特筆すべきは、野菜料理の美味しさです。

特にニューヨークタイムズで今年5月に「The Best Green Salad in the World」と絶賛された「Insalata Verde」(グリーンサラダ)はある日のランチタイムでほとんどのテーブルがオーダーしていたほどの人気メニュー。

サニーレタス、ロメインレタス、クレソン、エンダイブ、チコリなどをふわっと、どこまでも高く盛りつけてあります。

シェリービネガー、2種類のマスタードを使った軽やかなドレッシングが絶品です。

女性ならこれ一品でランチになるほどしっかりボリュームのあるサラダです。

 

他にも、アスパラ、アーティチョーク、ズッキーニなど野菜料理のメニューがとても豊富で、ここでは野菜は脇役を越えた存在といえるでしょう。

 

「Via Carota」は予約を取りません。

いつもとても混んでいるのですが、訪れるなら、平日のランチ、しかも12時前が狙い目。

夜は5時半ごろまでに行かないとかなり待つことになります。

ユニークでかわいいのが、チェックインのシステム。

スタッフが入口横の黒い柱にチョークで名前を書いていくのです。

左は2人のグループ。右は3人以上のグループ。

(私の名前も左の柱の一番下にあります。笑)

先日は6時に名前を置いて、テーブルが空いたのは7:40でした。

 

待つ間におすすめしたいのが、最近オープンした、斜め前にあるワインバー「Bar Pisellino」

こちらもJodyと Litaが経営するお店で、今NYでとってもホットなスポットです。

 

まるでイタリアの街角にあるような小さくておしゃれなバー。

 

ここでアペロール・スプリッツやネグロニを飲みながら待ち時間をやり過ごすのもまた楽しいひとときです。

Writer

菅沼真美子

菅沼真美子

酒類メーカー宣伝部・役員秘書を経て、結婚を機に夫の駐在地NYへ。
NYオフィスにて2014年まで勤務。
その後キャリアを活かし、日本の外食業界の方々のためのNY視察のコーディネートや
アメリカ進出のお手伝いをしています。
ダイナミックで変化に飛んだNYの食の魅力をお伝えするべくグルメブログ
「まみねえの美味しいNY生活」の更新に励む日々。
Fine DiningからB級グルメまで、美味しいNYはお任せください。

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