ブルックリン発!四角いピザとボリューミーバーガーのお店
2019/10/31
アメリカの国民食と言われて思い浮かべるのはまずハンバーガー。
アメリカで生まれ、アメリカ人なら老若男女みんな大好き。
フード雑誌やウェブサイトでもベストバーガー特集はしょっちゅう組まれる人気コンテンツです。
そして、もうひとつ人気なのがピザ。
以前日本企業に勤めるアメリカ人に
「日本の締めのラーメンにあたるアメリカの食べ物って何?」
と訊ねたら、即座に「そりゃ、ピザでしょう」との答えが。
中国で生まれて日本に定着したラーメン同様、イタリア生まれのピザはアメリカに渡り、独自の進化を 辿り、国民食として定着。
そんなアメリカ人に愛される2大国民食を一度に味わえるのが今回ご紹介する「Emmy Squared」
です。
ブルックリンのウィリアムズバーグ。
ベッドフォード駅から徒歩約10分ののんびりしたエリアにこのお店はあります。
窓を大きく取った明るい店内は見るからに居心地が良さそう。
バーカウンターと店内中央のハイテーブル。
窓際のテーブル席。
このお店の創設者はMatt & Emily Hylandというご夫婦。
学生時代、最初にお互いを意識したときも、初めてちゃんとデートをしたときも、ふたりでピザをシェアしていた、ということで、ピザには深い思い入れがあるそうです。
ここのお料理はとてもボリューミー。
二人だと、ピザとバーガーをひとつずつ頼んでシェアしたらもうおなかいっぱい。
出来上がるとこんな風にアルミのトレーでサーブされます。
超カジュアルですが、とってもおしゃれ!
ピザは四角いデトロイトスタイル。
専用の四角い型に入れて焼き、表面はクリスピー、生地はふわっとパンのような感触。
端っこの部分のチーズがカリカリに焦げているところをかじるのが好きです。
実はここ2年ほどNYではスクエアピザが流行中。今年の終わりにはデトロイトの有名スクエアピザチェーンがNY進出するという話もあるようです。
ピザは14種類。
トマトソースを使ったRedと使わないWhite、各7種類です。
こちらは一番人気のRed系の「Colony2」。
トマトソースとモッツアレラチーズのベースの上に、ペパロニ、ハラペーニョのピクルス、そして蜂蜜。
チーズとサラミの塩気、トマトの酸味、ハラペーニョのピリ辛、そこに蜂蜜の甘みが加わり、癖になりそうなハーモニーです。
そしてこちらはWhite系の「Hatchback」
モッツアレラチーズの上に「Zia Hatch」という種類のチリ、チョリソ、そしてクリーム。
ホワイトピザは普通チーズが主役であまり辛くないものが多いですが、このチリはなかなかスパイシー。ユニークな取り合わせです。
14種類全部制覇してみたくなりますね。
そしてバーガー。
ここ「Emmy Squared」と姉妹店「Emily」のバーガーは、NYのバーガー特集にはほとんど毎回登場する人気バーガーです。
これがそのバーガー。
名づけて「Le Big Matt」(ご主人のお名前ですね。)
なかなかの迫力です。
シェアするので、ついてきたお肉用の立派なナイフでふたつにカット。
Pat LaFrieda(NYの有名なお肉の卸さん)のダブルパティ。焼加減が絶妙です。
アメリカンチーズ、ピクルス、レタス。
Sammy Sauceと名づけられた、ケチャップとマヨネーズをミックスしたようなお味のソースがとても美味しい。
そしてこのボリューミーな中身を支えるのが「Tom Cat Bakery」のプリッツエル・バンズ。
スライスした面をトーストしてあるので、とても香ばしく、なおかつバーガーに負けない噛み応えです。
お肉にもしっかり味があり、ソースもインパクトがあるので、ケチャップなどをつけずに頂くのがおすすめ。
バーガーにはワッフルフライがついてくるのですが、普通のフレンチフライとは一味違ったサクサク感がたまりません。
さて、誕生してまだ3年のこのお店ですが、マンハッタン、ナッシュビルにも支店をオープン。もうすぐ フィラデルフィアにも出店予定です。
そして今年はメジャーリーグ、NYメッツの球場「Citi Fielld」にも出店して話題を集めました。
1階にバーガー、4階にピザのお店があります。
先日観戦の際にバーガーを試してみました。
お肉の焼き具合など、お店そのままとは行きませんが、スタジアムフードとしてはなかなか評価できるクオリティーでした。球場ではワッフルフライではなく、ニューオリンズスタイルのピリ辛のポテトチップスがついてきます。
ピザは食べていないので、お写真だけ。
Colony2
The Emmy
ハーフサイズでも頼めます。
お店でゆったり食べるも良し、ビール片手に野球観戦がてら食べるも良し。
バーガーとピザはどこで食べてもアメリカ料理の鉄板ですね。