中はモチモチ、外はサクサクの絶品朝ごはん「蛋餅(ダンピン)」
2019/08/13
多い日には200個売れる人気の「蛋餅(ダンピン)」
台湾の朝ごはんの定番「蛋餅(ダンピン)」。ネギを加えたクレープ状の生地に、卵や好きな具材を挟み、お好みでソースを付けていただきます。
速さや安さが重視される台湾の朝ごはん屋さんでよく見かけるメニューですが、実はそのほとんどが既成の冷凍されたシートを鉄板で焼いただけのもの。シートも工場で機械で作られています。
実は、私も、ペラペラでふにゃふにゃした生地が「蛋餅(ダンピン)」だと思い込んでいました。
そんな台北で2017年8月、3人の若い男女がオープンしたこちらでいただけるのは、生地やソースから手作りにこだわった蛋餅。
宜蘭で台湾の昔ながらの蛋餅を提供している「力丸傳統早餐」というお店で修行したそうです。初めて食べた時は、その生地の美味しさに衝撃でした。
生地やソースまで、手作りにこだわり
美味しさの秘訣が知りたくて特別に厨房に入らせていただくと、厨房の中は、鉄板の熱気でムンムン!
注文が入ってから一枚一枚丁寧に焼き上げてくれます。
オープン以来、生地に使われる小麦は香りの良い小麦の芯の部分だけを、ネギは宜蘭のこだわりの品種をセレクトして使用。
一般的には片面しか焼かないお店が多いそうですが、こちらは両面ちょうど良い焦げ目が付くまでしっかり焼きます。これで香りも食感も良くなるのだそう。
ソース「甜辣醬」も、味噌をブレンドした自家製で絶品。クセになる味わいです。
メニューによって入れる具材も変わります。
この日はこの7月から登場した新メニュー「花椒麻辣香腸蛋餅(80元)」をいただきました。プラス65元すると、サイドメニューひとつと30元相当のドリンクをセットにできます(他の飲み物も差額で注文可能)。
モチモチふわふわの生地に、麻辣の辛さと、ピリッとした山椒の香りとアクセントが後を引くソーセージが挟んであります。
冷凍していない新鮮なソーセージは手作りで、オーナーが業者と作り上げたオリジナルのもの。
球状になった可愛らしいサツマイモのドーナツ「地瓜球」は、セットのサイドメニューから選べます。紫芋の中には小豆あんが、黄色のサツマイモの中にはタロイモあんが入っています。
毎朝豆から手作りしている豆漿(台湾の豆乳)とともにいただけば、栄養満点の朝ごはん!
台湾の昔ながらのインテリアを現代風にアレンジされたおしゃれな店内。
台北101も徒歩圏内なので、朝ごはんを食べ終えたら腹ごなしにお散歩するのもおすすめです。